ここ2週間ほど、シリアルや食パンにハマり、よく食べていました。
シリアルも食パンも、質はそんなに悪くないものを選んでいるはず…だけど
シリアルやパンの後に食べる、和の手料理の心地よさったら。
まさに、浮気とホーム(笑)
これだから、ごはん食はやめられない。
さまざまな栄養的メリットのある和食
和食はよくヘルシーだと言われ、海外でも注目されています。
野菜たっぷりで油脂が少なく、低カロリー。
一汁三菜の、バランスの良い献立。
ですが私は、それらは表面的な特徴でしかないと考えています。
和食の栄養的価値は、もっともっと深く複雑だと確信しています。レッスンでもお伝えしていますね。
そのうちのひとつ、今回は『水』について触れてみましょう。
美しく豊かな『水』が育む新鮮な栄養素
基礎講座で詳しくお伝えしている内容ですが、和食は『水』の料理です。
『だし』の文化も水、『ごはん』を炊くのも水のおかげです。
美しい水は、美しい生命を育み、鮮度を保ちます。
日本は四方を海に囲まれ、美しく豊富な水に恵まれた、稀有な風土と言えます。
たっぷりの新鮮な水で育つ作物や海産物は、鮮度や衛生状態が良く、必然的に美味しくなります。
この美味しさとは、まさに、からだを養う味と言えるでしょう。
当然、新鮮な栄養素を豊富に含みます。
個人的に、和食の真の素晴らしさは、こうした風土によって生まれた必然性にあると思っています。
これは、科学ではないのです。
自然が育む産物を、人間が何千年とかけて、畏敬の念を持ち、共存してきた結果なのです。
これが、食文化というものです。
科学のない時代に、経験と知恵だけで、これだけ巧妙な秩序を築き上げてきたのです。
偉大すぎて、いつも心が震えます。
『水』をはじめとし、さまざまな条件が整い形成された和食文化。
そこには、たくさんの自然の恩恵が詰まっています。
科学的な栄養素もいいけれど、自然は、数値で割り切れるものではありません。
そんなところに、和食の健康価値・栄養的価値の真髄が見える気がしています。
↑科学も自然も文化も料理も学べます!(笑)