鉄か、テフロンか。

調理器具について尋ねられることがしばしばあります。

 

 

わたしは、食育料理教室を主宰していますが

 

 

かっちょええ器具は、あまり揃えていません。

 

 

生徒さんが、選びやすく、使いこなせる道具かどうか。

 

 

そんな親しみやすい条件で、レッスンを行いたいと思っています。

 

 

そして、高価な道具は、手入れをし使いこなせて、はじめて価値が生まれます。

 

 

まずは、安価で入手しやすい道具で、まずは、自分の技術を上げる。

 

 

安い道具でも、それなりに美味しい料理ができるようになること。これが前提です。

 

 

ただし、包丁だけは、よく切れるものを使って下さい。

 

 

とはいえ、やみくもに選んでいる訳ではなく

 

 

上記を考慮しながらも、それぞれの道具に理由を持って使っています。

 

 

その中でも、まず、お話しておきたいのが

 

 

 

フライパンです。

 

 

 

単純に、料理の味が美味しく仕上がるのは、間違いなく鉄です。

 

 

ですが鉄は、洗い方、乾かし方、保管の仕方に手順があり、やや手間がかかります。

 

 

手順を理解していても、ちょっと怠ると、あっという間に錆びます。

 

 

そして重い。料理は毎日のこと、ちょっとした重さが億劫に繋がります。

 

 

わたしは両方使い、現時点ではテフロン派に落ち着きました。

 

 

上記理由に加え、一番の決定打は…

 

 

栄養価です。

 

わたしのルーツは、ダイエットや健康、美容、栄養学です。

 

 

料理人ではなく、栄養士です。

 

 

わたしの全ての料理において、栄養学の要素は無意識に外せません。

 

 

必要な栄養を摂りながらも、無駄は削ぐ。

 

 

人が消費できるエネルギーも、消化できる栄養素も、有限です。

 

 

いかに効率よく、無駄なく、美味しく栄養を摂取するか

 

 

健康や美容、ダイエットにおいて、この考え方はとても重要です。

 

 

 

鉄のフライパンは、油と相性が良く、水を好みません。

 

 

テフロンのフライパンは、逆です。

 

 

わたしは日々の食事に、不要な脂質は好みません。

 

 

日本の食文化は、油よりも水を多用します。

 

 

 

このような理由と実生活から、わたしはテフロンを愛用しています。

 

 

最低限の油脂で済み、鍋がわりにも使えるテフロンパンは、大活躍しています。

 

 

 

現在、日本で流通している調理器具は、どれも安心して使えるものばかりです。

 

 

一番大切なことは

 

 

自分にとって、便利で使いやすい、ということ。

 

 

まずはこれを基準に、調理器具を選んで見て下さいね。